クアルコム社。とんでもないです。

先日、アメリカのサンディエゴでクアルコム社主催のBREW 2006 Conferenceが行われました。
こんな事書いてもぴんと来る人はいないと思います。わかった人は携帯依存症でしょう。
クアルコムCDMAシステムを開発した会社です。日本ではPHS以外の携帯キャリアが使用しています。
とくに、aucdmaOneは効率がよく、W-CDMA以上といわれています。
ちなみに、今使われているcdma2000の音声および、基本的通信(上り14.4kbps下り64kbps)はcdmaOneです。ではcdma2000とは何かと言いますと、通信だけ速度と周波数が違うからです。
cdma2000の通信は周波数が800MHzと2GHz。周波数帯が1.25MHz。通信速度がベストエフォート方式で最大2.4Mbpsです。
W-CDMAは今のところ周波数2GHz。周波数帯が5MHz。通信速度がベストエフォート方式で最大2Mbps。(DoCoMoボーダフォン公表値は384Kbps)

で本日この話題を出したのはちょっと驚く情報が入ったからなのです。
DoCoMoは早くから新しいW-CDMAの通信方式「HSDPA」を公表し、通信速度が14.4Mbpsになると言っていたのですが、初っぱなからなる見込みが無くなりました。
クアルコムが今回のイベントで発表した情報だと半分の7.2Mbpsまでのものが世界一早く(製品として)できあがるだろうと言っているらしいのだ。
ちなみに、DoCoMoが公表していた14.4Mbpsの文字はクアルコムのロードマップからは消え去っていた。
また、クアルコムはMC-CDMAcdmaOneおよびcdma2000方式の別の呼び方。以後マルチキャリアcdma)方式についての今後のことも発表した。
そこには驚くべき通信速度がかかれていた。EV-DO RevBで通信速度が下り73Mbps上り27Mbpsと書いてあるのだ。
1xや3xと書いてないとなるとたぶん1xだと思うのだが、そうなると凄く効率のいい周波数の使い方で超高速通信ができると言うことになる。ありえん。どうなるんだ?
(ちなみに、1xは1.25MHz一つ(上り下り一つずつ)3xは1.25MHz×3=3.75MHz(上り下り三つ分の周波数帯を使用。以前あったISDNマルチリンクと考えてもらえば結構)ちなみにW-CDMAと同じになるには4x相当となる(1.25MHz×4=5MHz))

上記画像はインプレスケータイWatchより拝借したものです。
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