JAXA、インターネット衛星「きずな」で航行中船舶から37Mbpsの通信に成功

宇宙航空研究開発機構JAXA)と海洋研究開発機構JAMSTEC)は18日、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)を使用して、航行中の移動船舶からハイビジョン映像のリアルタイム伝送実験を行い、最大37Mbpsの高速通信を達成したと発表した。
「きずな」は超高速通信を実現するためにKa帯と呼ばれる高い周波数帯の電波を使用しているが、Ka帯は通信ビームの指向性が高いため、通信を行うためにはアンテナの指向精度を±0.3度以内に保持する必要がある。この指向の保持制御を実施するため、「きずな」の小型アンテナを東京海洋大学開発の動揺安定台(船の揺れを吸収し、アンテナの向きを一定に保つ台)に載せて実験を行い、船の位置情報からアンテナの向きを補正する機能を加えたことで、航行中の船舶から安定した通信を実現できたという。
この技術が一般にも使われて、「きずな」や同じ能力を持つ衛生がどれだけか打ち上げられ、回線の空きがあれば海でもブロードバンド通信が使えると・・・。早くそんな世界が実現されないかな。
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