ノーベル賞に日本人受賞、中国で「猜疑・批判・自虐」など見方さまざま

中国メディアは6日、2010年のノーベル化学賞を日米の研究者3人が受賞したと、一斉に報じた。記事に対するコメント欄では、さまざまな意見が集まりはじめた。
大陸籍中国人はこれまでに、ノーベル賞を受賞したことがない。そのため、日本人が受賞すると、「なぜ、中国人はもらえないのか」との理由で、関心が特に高まる。
中国のニュースサイト「環球網」のコメント欄では、ノーベル賞の価値そのものを否定する意見も目立つ。同賞は政治的なものだとの主張や、オバマ米大統領が平和賞を受賞したことを理由に、同賞に価値なしとする書き込みもある。
一方、世界的な業績をあげた中国人が少ないことを、直視すべきとの書き込みもある。物理学の銭学森、地震学の李四光、文学者の魯迅など、一流の人はいるが、同様のレベルの人物は何人いるだろうかと自問し、中国人のノーベル賞受賞者がいないのは、決して偏見によるものではないと主張した。
学問分野における自国の「土壌」を批判する書きこみとしては、中国において一流研究者の代名詞とされる「院士」になるのは金次第との主張がある。「ノーベル偽物賞」があれば、中国人の受賞は確実との「自虐的意見」も寄せられた。

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