Androidにボット型ウイルス、IPAが注意喚起のメッセージ

情報処理推進機構IPA)は、Android OSを標的としたウイルスが発見されたとして、注意喚起のメッセージを発表した。
IPAでは、一部のスマートフォンタブレット型端末の採用されているAndroid OSを標的とした、いわゆるボット型のウイルスが確認されたと発表。このウイルスは、悪意のあるユーザーが、ウイルスに感染した端末を乗っ取れるというもので、危険性は高い。現時点で国内での具体的な被害は確認されていないものの、ユーザーが被害を受ける可能性が高まっているとしている。
ウイルスは、2010年末より正規のアプリにボット型ウイルスを抱き合わせた不正アプリとして、Androidアプリではないアプリ配信サイトで公開されたという。Geinimi(ゲイニミ)ウイルスと呼ばれ、現在、中国において感染が広まっているとのこと。悪意あるユーザーの命令によって、意図しない電話発信やメールの送受信、個人情報の漏洩といった被害が予想される。ただし、現時点では、GeinimiウイルスがAndroid端末同士で感染するといった動作は確認されていないという。
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