「氷見産」と偽りブリ販売=仲買業者に改善指示−富山県

福井県産のブリを富山県の氷見産などと偽って販売したとして、同県は25日、仲買業者「浅吉」(同県氷見市)に対し、JAS法に基づいて改善指示を出した。産地を偽って販売されたブリは少なくとも585匹で、県は品質表示のチェック体制強化など5項目を指示した。同社は偽装を認めているという。
富山県農産食品課によると、同社は昨年12月6〜14日、氷見産379匹、福井県産900匹のブリを仕入れ、このうち1172匹を同月13〜18日に1都7県の14社に販売した。うち445匹を氷見産として東京都中央卸売市場築地市場の卸売業者2社に、140匹を石川県産として築地市場以外の12社に産地を偽って販売した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011012500782

なお本日付の北陸中日新聞朝刊の情報では40〜50年前から偽装はしていたとの事。また浅吉代表の話では、新潟から福井までで取れたぶりはすべて「氷見ぶり」という認識だったと発言しているという。
「氷見ぶり」は富山県の氷見港扱いの寒ぶりを指し、「能登寒ぶり」は石川県七尾市場扱いの寒ぶりを指す。取れる場所はほぼ同じなので品質等に違いはないが、地物ブランドとしてなっているので、この代表の認識では大問題となる。
その道のプロであるのならば常に勉強し自分たちが取り扱っている商品の知識を常に(ある程度でもいいが)知っていただきたいものだ。