本日の北國新聞朝刊より「クールな魅力 アニメで創出 来月に初のフェスタ 市9月補正予算案」

市は10月、「かなざわアニメフェスタ2012」を初開催する。金沢美大出身の監督の活躍や、湯涌温泉をモデルにした「花咲くいろは」の放送による地域活性化などを追い風に、金沢のアニメ土壌を生かして新たな魅力創出を図る。日本のアニメは海外からの評価も高く、「クール(かっこいい)」なサブカルチャーを通じて交流人口の拡大を目指す。
9月補正予算案にアニメフェスタ開催費500万円が計上される。
10月6〜8日の3日間、市文化ホールや9月29日に片町2丁目で開館する金沢学生のまち市民交流館などで開かれ、ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」で知られる米林宏昌監督(野々市市出身)や、「マジンガーZ」などの作者である永井豪氏(輪島市出身)が参加し、トークショーなどを計画している。
アニメ上映会、子ども向けのワークショップのほか、懐かしのアニメポスターや「花咲くいろは」関連の展示も予定しており、「老若男女問わず、アニメ文化の奥深さを感じられる」(市観光交流課)内容とする。
市は、学生のアートアニメーションの祭典「ICAF」を昨年、初めて誘致して以降、芸術系大学のゼミ実習旅行を積極的に受け入れてきた。近年は「花いろ」効果で湯涌温泉知名度が向上し、金沢美大で学んだ米林監督、映画「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督も注目を集めている。
今年11月にもICAFが金沢で開催されることが決定。市は、フェスタを通じてアニメ文化を幅広い年齢層に浸透させるきっかけとし、国内外をの交流推進に弾みをつけたい考えである。


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