北國新聞朝刊より「花いろ聖地 熱気再び あす湯涌ぼんぼり祭り」

金沢市湯涌温泉の湯涌ぼんぼり祭りは6日、同温泉街で行われる。昨年に続き、同温泉の風景をモデルにしたアニメ「花咲くいろは」に登場する祭りを再現。4日は玉泉湖畔や湯涌稲荷神社周辺にぼんぼり約550個が設置され、金沢の奥座敷を温かな光で包む祭りの舞台が整った。
今年は、初めて全国から募った個人協賛のぼんぼり約200個を湯涌稲荷神社下の扇階段に設置。玉泉湖畔にも大型ぼんぼりのほか、湯涌小、芝原中の児童生徒が「湯涌の四季」をテーマに絵付けしたぼんぼりが並んだ。
当日はぼんぼり巡行が午後8時に温泉街を出発。湯涌稲荷神社で神事が行われた後、玉泉湖畔で願い事を書き込んだ「のぞみ札」の焚き上げなどが行われる。午後1時からは湯涌小グラウンドでアニメのオープニング主題歌などを歌ったバンド「ナノライプ」のライブ、同3時半からは声優の伊藤かな恵さん、小見川千明さんらのトークショーが行われる。
アニメに登場する「湯乃鷺(ゆのさぎ)駅」のモデルとなった七尾市中島町外(そで)ののと鉄道西岸駅の駅舎にも4日、「湯涌ぼんぼり祭り」に合わせ、ぼんぼり20個が飾られた。アニメ舞台を旅する「聖地巡礼」で訪れた若者は、駅舎でも祭り情緒を楽しんだ。
ぼんぼりは直径約30センチ、高さ約30センチで「湯涌ぼんぼり祭り」「のと鉄道 湯乃鷺駅」と記された。同日からは走行中の「花咲くいろは」のラッピング列車内にもミニぼんぼり20個がつるされた。5日からは、ぼんぼりとキャラクターが描かれた祭り仕様のヘッドマークが通常のマークとともに列車に掲げられる。
のと鉄道の蜂須賀和行常務(64)は「アニメの祭りのシーンに湯乃鷺駅は出てこないが、西岸駅でも『聖地の祭り』を楽しんでもらいたい」と話した。ぼんぼりは5〜14日の夜間に点灯する。

■あすからアニメフェスタ 名作上映にポスター展
かなざわアニメフェスタ(金沢市主催)は6日、同市文化ホールなどを会場に開幕する。8日までの3日間、上映会や地元出身の漫画家、映画監督のトークショーなど多彩なイベントを繰り広げる。
7日は金沢フォーラス7階で「マジンガーZデビルマン」を上映。8日には「名作アニメ上映」と銘打ち、北國新聞赤羽ホールで「パンダコパンダ」シリーズ2本、金沢学生のまち市民交流館で「あしたのジョー2」を上映する。いずれも無料。
香林坊ラモーダ内のカフェラモーダと市文化ホールでは、劇場版アニメポスターを展示する。「ルパン三世」「宇宙戦艦ヤマト」「タッチ」など名作ぞろいで、ラモーダは6〜8日、市文化ホールは7、8日の展示となる。
詳細は北國新聞イベントガイド=http://hk-event.jp/=まで。


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