本日の北國新聞夕刊より「能登の旅に女性ガイド『リピーター増やしたい』月内デビューへ奮闘 のと鉄道に新人2人」

のと鉄道穴水町)に、車内ツアーガイドを担当する女性2人が入社した。軽妙な話術で風光明媚(めいび)な沿線の観光案内ができるよう先輩の名物ガイドらの指導で研修を受けており、今月中の本格デビューを目指す。ツアー商品の企画にも携わり、2人は「女性ならではのきめ細かいサービスで能登里山里海の旅を楽しんでほしい」と張り切っている。
女性ガイドは小此内智聡(こがうちちさと)さん(43)=七尾市松百町=と片岡節子さん(33)=穴水町川島=。ともに「多くの人と触れ合う仕事がしたい」とのと鉄道の募集に応募した。同鉄道では1年前まで観光客の乗り降りを手伝う女性アテンダントがいたが、車内ガイドを担当する女性社員は初めて。
2人は現在、各駅でツアー客に駅周辺の紹介や車内での土産品販売を経験しながら、ボラ待ち櫓(やぐら)や祭り、のとキリシマツツジなど沿線の見どころを紹介するガイドの研修に励んでいる。
研修では車窓の景色が次々と変わり、案内が追いつかず不安を覚えながらも、鉄道の旅の魅力や世界農業遺産に認定された能登の奥深さなどを感じているという。指導する名物ガイドの山崎研一さん(41)は「乗客に対する親しみやすさと気配りを期待したい」と話し、2人は「北陸新幹線が開業すれば観光客が増える。学んだことを生かし、能登観光のリピーター増に努めたい」と意欲を示している。

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