ちょっと気になるニュースがあった。「フレッツ 光ネクストのIPv6接続、PPPoEアダプター不要に、宅内装置に一体化」
インプレスより。
NTT東西のFTTHサービス「フレッツ 光ネクスト」の加入者向けに提供されているPPPoE方式によるIPv6接続サービス(IPv6 PPPoE)において、ユーザー宅に設置する必要のあった専用の外付けアダプター機器が不要になる。NTT東西のホームゲートウェイ(HGW)にPPPoEアダプター機能を搭載することで、NTT東西と一般社団法人インターネットプロバイダー協会(JAIPA)が基本合意した。23日に総務省で開催された「IPv6によるインターネットの利用高度化に関する研究会」の第24回会合で、NTT東西とJAIPAが報告した。
IPv6 PPPoEは、加入者宅からISPのIPv6網へPPPoEセッションを確立して接続する方式。その間にあるフレッツ 光ネクストの中継網(NGN)をトンネリングで抜けるため、トンネリングを行うためのアダプター機能を加入者宅側に設ける必要がある。
そのPPPoEアダプター機能を、フレッツ 光ネクストでHGWとして提供されている「ひかり電話対応ルータ」の一部現行機種(型番が300番台/400番台)と今後投入する新機種において、2013年度末より順次提供する。新規加入者だけでなく、既存加入者であっても、対応機種であれば機器交換不要でファームウェアのアップデートにより自動で対応が完了するという。IPv6 PPPoE接続用のID/パスワードの設定も自動的に行われるため、ユーザー側の作業も不要だとしている。
IPv4アドレス枯渇問題もあって、国内でのIPv6の普及に向けたNTT東西およびISP各社の対応により、フレッツ 光ネクストのIPv6接続サービスは申し込みの簡素化や無料化、新規加入者へのデフォルト提供などの施策が進んだ。しかしながら、エンドユーザーにとってメリットを訴求できないIPv6接続サービスのために、わざわざ外付けアダプター(あるいはアダプター機能を搭載した無線LANルーター)を購入・設定してもらわなけえればならないことが、IPv6 PPPoEの利用拡大のネックになっているという。研究会が2012年7月に公表した報告書でも、今後の重点課題として指摘されていた。
JAIPAでは、IPv6 PPPoE方式によるサービス提供を希望するISP(9社)がサブワーキンググループを発足し、NTT東西と2012年5月より協議。2013年3月に基本合意に至った。その結果、当初は公平な競争環境確保という意図もあってNTT東西のHGWと分離したかたちで提供されることになったPPPoEアダプターだが、今回の合意によりHGWに一体化されることになる。来週5月28日には、NTT東西とJAIPAがISP事業者向け説明会を共同で開催し、詳細を明らかにする予定。
なお、PPPoEアダプター機能が搭載されるのは「ひかり電話対応ルータ」であるため、ひかり電話を契約していないフレッツ 光ネクスト加入者宅はカバーされないことになる。23日の会合では、研究会の委員からそれらの加入者への対応の必要性も指摘された。
リンク先に写真や絵有。
フレッツ 光ネクストのIPv6接続、PPPoEアダプター不要に、宅内装置に一体化 -INTERNET Watch Watch
すでにアダプタを購入していた人は不要物を買ってしまったと言うことになるのか?あと、文中に書いて有るとおりひかり電話を契約していない人は対象外になるのか?この後の動向が気になりますね。