「OCN回線をご利用の全てのお客様へ」というタイトルの故障情報

08月23日22時49分頃から08月24日00時45分頃の間でインターネットサービスプロバイダー大手のOCNの通信設備が故障した。しかしこのタイトルは異常だった。まあ故障も異常だったのだが。

知り合いから0時前にネットが徐々に出来なくなりとうとうつながらなくなったと電話が入ってきた。知人の回線構成(NTT西フレッツ光プレミアムファミリーにISP:OCN)を知っていたので回線側から順番に切り分けを続行。
まず、IPアドレスCTUから払い出される物を利用していると言う条件で、各PC間は通信できるとのこと。

ならばまず回線を疑ってみた。ブラウザからCTUhttps://ctu.fletsnet.com/)へアクセスして貰ったら難なくログイン画面が表示されたとのこと。⇒表示されたと言うことであれば光回線及びNTT設備は問題無いと言うことに。(回線が切れてたりしているとCTUの画面が出ない)

では次にISP:OCNと接続出来ているか確認するもセッション接続中と表示されているという。

この時点でOCNまで問題が無いことに。この時点で切り分け開始から5分経過。うむむ・・・。

ならOCNを疑ってみるか?ということでまず知人にはコマンドプロンプトでwww.yahoo.co.jpにPINGを打つように指示。その間にOCNの故障ページにアクセスを試みるも、どうもアクセス過多で全然表示出来ない状態に。仕方が無いから電話での24時間故障案内にかけるも故障無しの案内が。

うむむ・・・。

で、知人からPING試験の結果が。相手が見つからないと英文ででているとか。なにっ!?
下のような状況

ということは、DNSが死んだ?試しに今度はwww.yahoo.co.jpのグローバルアドレス203.216.227.245にPINGを打っていただくことに。
これは問題無くOKになる。ということでOCNのDNSサーバー死亡確定。

原因がわかれば対処は簡単。ネットが数時間使えないのはやはりいろいろとつらいのでDNSGoogleの無料DNS、「Google Public DNS」をプライマリ1つだけ設定し運用していただくようお願いした。
ということで設定開始。(下記画像はWindows8

1コントロールパネルを開く。右上又は右下にカーソルを移動して表示。そしてコントロールパネルをクリック。

2コントロールパネルを開いたらネットワークの状態とタスクの表示をクリック。

3ネットワークと共有センターが表示されたらイーサネットをクリック。

イーサネットの状態が出たらプロパティをクリック。

イーサネットのプロパティでインターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)をクリックしてプロパティをクリック。

インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティが表示されたら、下の方にある次のDNSサーバーのアドレスを使うにチェックし、優先DNSサーバーに「8.8.8.8」をいれ。OKを押し、全ての画面を閉じて通信確認。

これでwebが見られたということなので、故障が直るまでこの環境で使っていただくようお願いしました。

なお、Google Public DNSは善し悪しがありますので、常用化するかは使っている人によりけりだと思います。なぜかというと回線事業者専用ページが見れなかったり(代表例としてフレッツ関連専用ページ)ISP独自のページが見れなかったりする場合があるため。

なお、OCNは0時過ぎに故障情報ページに故障中を表示し、1時30分過ぎには回復報を出していました。


なお、ニュースにしているところもありました。
OCNで通信障害 - 22時49分から断続的に通信が繋がりにくい状態 | マイナビニュース