「花咲くいろは」列車の旅でカキ満喫(11月22日北國新聞朝刊)

列車の旅でカキ満喫 和倉温泉旅館協組など

七尾市和倉温泉観光協会と同温泉旅館協同組合は来年1月21日から毎週土・日曜、のと鉄道を利用した貸し切り列車「牡蠣グルメ&語り手列車」を運行する。車窓から世界農業遺産「能登里山里海」を眺め、CMの舞台やあにめのモデルとなった駅など新名所を訪ね、旬のカキ料理を楽しむ企画で、同鉄道の活性化と同温泉への冬の誘客を図る。

運行は1両編成で、2月26日までの毎週土・日曜、1日2便。1便目のコースは午前10時23分に七尾駅を出発し、穴水駅で折り返して同11時44分に能登中島駅着。2便目はJRのサンダーバード5号に接続して、午後0時9分に和倉温泉駅を出発、同43分に穴水駅に到着する。穴水からの復路は既存列車も利用できる。

車内では同鉄道の名物ガイドが沿線の見所を紹介するほか、1便目の往路に限り大手飲料メーカーの缶コーヒーCMの舞台となった能登中島駅と、アニメ「花咲くいろは」の「湯乃鷺駅」のモデルとなった西岸駅のホームに降りて解説する。

沿線は日本海側最大のカキ産地で、利用者には各駅周辺の「おすすめカキ料理店」16店舗を紹介し、旬の能登かきを堪能してもらう。運行期間中の1月28、29日には穴水で、「雪中ジャンボかきまつり」、2月25、26日には中島で「七尾湾能登かき祭」がある。

七尾-穴水間往復で500円と、通常運賃1620円に比べ格安。事務局は参加費全額を東日本大震災義援金として寄付する。

同温泉旅館協同組合は「車窓に映る里山里海の景色で心を癒し、宿泊客らの旅の思い出作りにしてもらえれば」としている。


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公式ページチラシhttp://www.wakura.or.jp/images/409-5.pdf