本日の北國新聞朝刊より 「金沢-穴水直通列車 運行本数4倍に」

県は、北陸新幹線金沢開業に備えた二次交通の実証実験を拡充する。能登地域へは、JR金沢駅のと鉄道穴水駅を結ぶ直通列車を8月から試験運行する予定で、運行本数を前年度の4倍に増やす。加賀地域には金沢駅から加賀温泉郷に特急バスを走らせる計画で、前年より実施期間を1ヶ月半延ばす。より詳細なデータを収集し、開業後の本格運行につなげる。
穴水への直通列車は昨年9月に2日間運行した。今年は8月〜来年1月に書けての土日、計8日間を対象とする。1日1往復で、金沢、羽咋、七尾、和倉温泉、穴水の各駅に停車。金沢-穴水間を2時間弱で結ぶ。
8〜10月の6日間の列車はJR城端線ディーゼルカーを使用する。来年1月の2日間はJRの普通電車とのと鉄道の車両を快速でつなぐため、乗り換えが必要となる。「世界農業遺産『能登里山里海』号」と銘打ち、能登里山里海のロゴマークを車体に取り付ける。
午前8時33分金沢駅発、午後4時5分穴水駅発でダイヤを編成する。実施日はいずれも、輪島大祭など祭事に合わせることから、沿線市町は独自の旅行商品の販売を計画している。
加賀地区への特急バスは、昨年と同様、1日1往復の既存のバス路線を計3往復に増便する形式とする。
期間は10月〜来年2月までの土日、計40日間。実施日数は昨年とほぼ変わらないが、運行日を土日に限定することで、実施期間を3ヶ月から4ヶ月半に延長した。
バスは辰口、粟津、山代、山中の各温泉に停車する。ルートにない片山津温泉への移動手段を確保するため、加賀市が運行する周遊バス「キャンバス」や北陸鉄道が新設する路線への接続を考慮したダイヤとなる。

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