本日の北日本新聞朝刊より「“小京都”哀愁の音色 城端むぎや祭」

第63回城端むぎや祭が14日、南砺市城端地域中心部で開幕し、「越中の小京都」と呼ばれるまちが哀愁を帯びた音色に包まれた。多くの観光客が訪れ、心に染み入る五箇山民謡の歌と踊りを楽しんだ。15日まで。
むぎや踊り競演会は、城端別院善徳寺本堂が保存修理中のため、ことしは同寺山門前の特設舞台で開かれた。旧町部の9町が「麦屋節」「古代神」などを披露。五箇山の民謡保存会なども出演した。紋付き袴姿の男性は力強い笠踊りを演じ、着物姿の女性はしっとりと舞った。競演会は城端伝統芸能会館じょうはな座でも開かれた。
街並み踊り会場が5カ所に設けられ、趣ある街角で演舞が繰り広げられた。
15日は午後2時半から競演会や街並み踊りが始まる。同8時半からは観客も参加する総踊りで締めくくる。