1月11日北日本新聞朝刊より「福光 イオックス・アローザ ゴンドラで『恋旅』気分 主人公をラッピング」

南砺市才川七(福光)のイオックス・アローザスキー場は、市オリジナルの恋愛ショートアニメ「恋旅〜True Tours Nanto〜(トゥルー・ツアーズ・ナント)」のキャラクターを窓に張り付けたラッピングゴンドラ3台を11日から運行する。同スキー場はアニメの舞台になっており、劇中シーンと同じ感覚でゴンドラからの眺望を楽しんでもらおうと企画した。

3話有る「恋旅」のストーリーのうち、福光・井口・城端を舞台にした物語の主人公、匠と夏子を窓に貼った。アニメでは2人がゴンドラから立山連峰を望むシーンがある。乗客は匠や夏子と並んで座った気分が味わえ、キャラクターとツーショットの記念撮影も楽しめる。物語の内容や「恋旅」の視聴方法を紹介したシートも貼った。

「恋旅」は南砺市に来ないと見られない仕組みで、スマートフォン(多機能携帯電話)でデータをダウンロードして視聴する。昨シーズン実績で11万人と、スキーシーズンはゴンドラ利用者が増えることから、より多くの人に「恋旅」を見てもらい、南砺のPRにつなげたいと考えた。

ゴンドラは全部で70台運行しており、3台のラッピングゴンドラ希望者のため乗車駅に待合所も設けた。スキーヤー以外も乗車できるという。

同スキー場の上田匡人マネジャーは「昨春の恋旅公開以来、ゴンドラを見に来るアニメファンが増えた。そうしたファンに実際に乗車してもらえたらうれしい」と話す。ゴンドラは冬以外にゴールデンウィークやお盆、秋の週末などにも運行し、今後の取り組みとして外装も恋旅キャラでラッピングすることを検討している。