「ぼんぼりの光 湯の町包む 花いろ再現4年目 湯涌で点灯式」

アニメ「花咲くいろは」に登場する祭りを再現した第4回湯涌ぼんぼり祭りの点灯式は21日夜、作品の舞台のモデルとなった金沢市湯涌温泉で行われた。ぼんぼり約260基に明かりが一斉にともされ、アニメファンや地元住民約1200人が幻想的に照らされた湯の町で写真撮影や散策を楽しんだ。
式典では、湯涌温泉観光協会の安藤精孝会長、のと鉄道穴水町)の蜂須賀和行常務、アニメの永谷敬之プロデューサーらがあいさつした。蜂須賀常務は「キャラクターが描かれたラッピング列車を運行する予定だ」と述べた。物語になぞらえ、湯涌稲荷神社に願い事を書いた「のぞみ札」が奉納された。
祭りは10月11日に開催される。点灯式前に金沢学院東高和太鼓部や金大アカペラサークル、金沢百万石太鼓などが演奏した。今年で4年目を迎え、親子連れの姿が目立つなど、地元の行事として定着を見せた。ぼんぼりは10月13日まで毎日午後7時〜同10時に点灯する。
湯涌温泉観光協会は個人協賛ぼんぼりを募集している。定数は300基。申し込みは同協会か、通販サイト「金沢楽座」まで。