7月3日 北國新聞朝刊より 「宮崎あおい 幸せ 細田守監督 おおかみこどもの雨と雪」

宮崎あおい大沢たかおが、細田守監督=富山県上市町出身、金沢美大卒=のアニメ映画「おおおかみこどもの雨と雪」(21日全国公開)に声優として出演。宮崎は「お話を頂いた時、この作品を見てみたいという思いがとても強く、そう思えた作品に関われたことは本当に幸せなことです」と思いを語った。
大学の花(宮崎)は、人間の姿で暮らすおおかみこどもの「雪」「雨」を授かる。しかし、おおかみおとこが突然亡くなり、子どもたちが将来オオカミと人のどちらの生き方でも選べるよう、花は厳しい自然に囲まれた地方に移り住む。
花の13年間を通し、出産や子育てをする母親の素晴らしさを描く映画。見事に演じた宮崎は「13年間を声で表すと最初に考えていたら、『どうしよう』というのがあったかもしれません。監督から『お母さんを役割として演じなくていいです』と言われたのが大きなヒントになりました」。
大沢には「大きな優しい方です。毎日現場に顔を出し、差し入れをしたり(声優の)子どもたちと遊んでくださったり、おおかみおとこのように見守ってくださり心強かったです。花としての感情をうまく支えていただけました」と感謝した。
大沢は「暇だったから」と照れ隠し。「宮崎さんは本当に集中力が高く、現場でいい空気を放ってくれ、現場に行きたくなるような女優さん。(収録の)4日間はすごく楽しかったですと振り返った。


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